【完全無料】サイト作り方マニュアル|初心者が7日で公開できる全手順

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「サイトを作りたいけど、お金はかけられない」「パソコンに詳しくないけど大丈夫?」──そんな不安を抱えている方に朗報です。実は、適切な方法を選べば完全無料でサイトを作ることは十分可能です。ただし、「無料」の範囲を正しく理解しないと、後で思わぬ制限に直面することも。この記事では、本当に無料で始められるサイト作り方と、たった7日間で公開まで到達するための全手順を、専門知識がない方でも分かるように解説します。

WordPress(ワードプレス)とは: ウェブサイトを作るための無料ソフトウェアです。世界中のウェブサイトの約4割がこのツールで作られています。

ドメインとは: インターネット上の住所のようなもので、「example.com」のような形式です。

サーバーとは: ウェブサイトのデータを保管する場所です。レンタルサーバーは、この保管場所を借りるサービスを指します。

SSL(エスエスエル)とは: ウェブサイトを暗号化して安全に通信できるようにする技術です。URLが「https://」で始まっていれば、SSL化されています。

無料でサイトを作る3つの方法──あなたに合うのはどれ?

サイト作り方には、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、目的に合った方法を選びましょう。

【方法1】ホームページ作成ツールを使う

WixやJimdo、ペライチといったサービスは、マウスで要素をドラッグするだけでページを作れるため、パソコン操作に不慣れな方でも直感的に使えます。無料プランでは運営会社の広告が表示され、保存できる容量も500MB~2GB程度に制限されますが、今日から始めたい方には最適です。

【方法2】無料ブログサービスを利用する

WordPress.comやはてなブログの無料プランなら、メールアドレスを登録するだけで即日公開が可能です。ただし、自分だけのドメイン(アドレス)が使えず、ビジネス目的での利用に制限がある点に注意してください。

【方法3】レンタルサーバーとWordPressを組み合わせる

通常は月額500~1,000円程度のサーバー契約が必要ですが、ドメイン永久無料特典を提供しているサーバー会社を選べば、年間1,000円程度かかるドメイン費用を節約できます。全世界のウェブサイトの42.7%がWordPressで作られている事実が、その信頼性と使いやすさを証明しています。

3つの方法を比較すると

方法費用難易度自由度ビジネス利用
無料ブログ無料~月600円★☆☆★☆☆△(制限あり)
サーバー+WordPress月500~1,000円★★☆★★★

選び方のポイント: 趣味のブログなら方法1か2、ビジネスサイトや本格的に運用したいなら方法3をおすすめします。

7日間で公開できる全手順──何から始めればいい?

サイト作り方で最も重要なのは、やるべき作業の順番を間違えないことです。以下は、7日間で公開するための現実的なスケジュールです。

【1日目】何を作るか決める(2~3時間)

  • サイトの目的を明確にする(会社紹介、商品販売、ブログなど)
  • どんな人に見てもらいたいか考える
  • 必要なページ数を決める(最低5ページ)
  • 3つの方法から自分に合ったものを選ぶ

【2日目】サーバー契約とWordPress導入(3~5時間)

レンタルサーバーを選ぶなら、「簡単インストール機能」があるサービスを選びましょう。わずか5~10分でWordPressを設置できます。エックスサーバーやConoHa WINGなど、大手サービスがおすすめです。

【3日目】基本設定を完了させる(4~6時間)

サイトのタイトルを決めて、SSL化(通信の暗号化)を有効にします。この作業は後から変更すると面倒なので、必ず最初に済ませましょう。無料テーマのCocoonやLightningを選ぶと、デザインの手間が大幅に省けます。

テーマとは: ウェブサイトの見た目(デザイン)を決めるテンプレートのことです。着せ替えのような感覚で、簡単にデザインを変更できます。

プラグインとは: WordPressに機能を追加する小さなソフトウェアです。スマートフォンのアプリのようなものと考えてください。

【4~5日目】ページを作る(1日5~8時間)

最低限必要なページは以下の5つです。

  • トップページ(サイトの顔となるページ)
  • 会社概要またはプロフィール(信頼性を高めるため)
  • サービスや商品の紹介(3~5ページ)
  • お問い合わせフォーム(訪問者が連絡できるように)
  • プライバシーポリシー(個人情報を扱う場合は法律で必須)

一般的に、個人情報を収集する場合、プライバシーポリシーの設置は個人情報保護法で義務付けられています。

【6日目】スマートフォンで確認する(4~6時間)

今やウェブサイトを見る人の50~70%がスマートフォンを使っています。パソコンで綺麗に見えても、スマホで崩れていては意味がありません。すべてのページをスマホで確認しましょう。

【7日目】最終確認して公開(2~4時間)

リンクが正しく動くか、誤字脱字がないか、SSL化されているか(URLが「https://」で始まっているか)を確認したら、いよいよ公開です。

つまずかないためのWordPress設定の全手順

WordPressを使ったサイト作り方の具体的な手順を、よくあるつまずきポイントとともに解説します。

サーバー契約からインストールまで

「WordPress簡単インストール」機能を持つサーバー会社を選ぶことが最大の時短術です。契約時にドメイン永久無料特典を選べば、通常年間1,000円程度かかる費用を節約できます。

インストールは、管理画面から「簡単インストール」ボタンを押して、サイト名とパスワードを入力するだけ。10分もあれば完了します。

公開前に必ずやるべき初期設定

まず、管理画面の「設定」メニューから一般設定を開き、サイトタイトルとURLを確認します。次に重要なのがパーマリンク設定です。「投稿名」を選ぶことで、検索エンジンがページ内容を理解しやすくなり、検索結果に表示されやすくなります。

SSL化は、サーバー側で無料SSL証明書を有効にし、WordPress側でURLを「https://」に変更すれば完了です。一般的に、Googleは2014年以降、SSL化されたサイトを検索結果で優遇しています。

プラグインは3つだけで十分

必要最小限のプラグインは以下の3つです:

  • SiteGuard WP Plugin(セキュリティ対策)
  • UpdraftPlus(自動バックアップ)
  • Contact Form 7(お問い合わせフォーム)

プラグインを入れすぎると、サイトの表示が遅くなったり、セキュリティに問題が発生したりするため注意してください。

パーマリンクとは: 各ページのURLの形式のことです。分かりやすいURLにすることで、検索エンジンに評価されやすくなります。

バックアップとは: ウェブサイトのデータを定期的に保存しておくことです。万が一データが消えても、バックアップがあれば復元できます。

公開前の3つのチェックポイント──失敗を防ぐために

サイト作り方で失敗しないために、公開前に必ず確認すべきポイントは次の3つです。

【チェック1】スマホで正しく表示されるか?

パソコンのブラウザの開発者ツール、または実際のスマートフォンで、すべてのページが読みやすく表示されるか確認します。文字が小さすぎたり、ボタンが押しにくかったりしないかチェックしましょう。

【チェック2】セキュリティ対策は万全か?

WordPress本体、テーマ、プラグインを最新バージョンに更新します。管理画面のパスワードは、英数字と記号を組み合わせた複雑なものに設定してください。一般的に、プラグインの古いバージョンが原因で攻撃を受けるケースが全体の56%を占めるとされています。

【チェック3】プライバシーポリシーは設置したか?

お問い合わせフォームで名前やメールアドレスを収集する場合、プライバシーポリシーページの設置は法律で義務付けられています。インターネット上にテンプレートがあるので、それを自分の状況に合わせて修正して使いましょう。

まとめ:7日間でサイトを公開する全手順のおさらい

完全無料でのサイト作り方は可能ですが、ビジネス目的なら月額500~1,000円程度の投資を強くおすすめします。広告が表示されず、独自のドメインが使え、検索エンジンからも評価されやすくなるためです。

7日間で公開する全手順は以下の通りです。

  • 1日目:サイトの目的と方法を決める
  • 2日目:WordPressを導入する
  • 3日目:基本設定を完了させる
  • 4~5日目:5つの必要ページを作る
  • 6日目:スマホでの表示を確認する
  • 7日目:最終チェックして公開

公開後も、週に1回程度の記事追加と、月に1回のWordPress更新を続けることで、検索エンジンからの評価が高まり、より多くの人に見てもらえるサイトに成長します。完璧を目指さず、まずは最小限の機能で公開して、運用しながら改善していくアプローチが成功への近道です。