【徹底検証】ペライチ無料プランでどこまでできる?有料との違いを実際に試した

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ホームページを作りたいけれど制作費は抑えたい――そんな方に人気のペライチ。

無料プランでどこまで実用的なサイトが作れるのか、実際の機能を検証しながら有料プランとの違いを明らかにします。

特に2025年10月のサービス改定で無料プランは大きく変わるため、今から利用を検討している方は必見の内容です。

ペライチ無料プランは何ができて、何ができない?

ペライチ無料プランの最大の特徴は、技術知識がなくても1ページのウェブサイトを無料で公開できる点です。

600種類以上のデザインテンプレートから選び、文字や画像をドラッグ&ドロップで配置するだけ。セキュリティ対策のSSL対応やスマホ表示の最適化も自動で行われます。

SSL対応とは: インターネット上で情報を安全にやり取りするための暗号化技術です。訪問者に安心してサイトを閲覧してもらうために必要な仕組みです。

しかし制限も明確です。

公開できるのは1ページのみで、ページの上下にはペライチの広告が表示されます。URLは「〇〇.peraichi.com」という形式で、自分だけのドメイン名は使えません。

さらに注意したいのが、問い合わせフォームや予約機能です。これらは1件につき100円の従量課金となり、月に15件以上の利用があると有料プランより割高になります。

加えて、累計10,000回の閲覧数に達するとページが見られなくなる制限もあります。

従量課金とは: 使った分だけ料金が発生する仕組みです。電気代や水道代と同じように、利用件数に応じて支払額が増えていきます。

有料プランに変えると何が変わる?決定的な違いとは

ペライチ無料プランと有料プランの最も大きな違いは、広告表示の有無と独自ドメインの利用可否です。

有料プランは月額1,465円(年契約)のライトプランから始まり、レギュラープラン(月額2,950円)、ビジネスプラン(月額3,940円)と続きます。

ライトプラン以上では広告が非表示となり、自分だけのドメイン名が設定できます。また、フォーム機能も件数制限なく利用できるようになります。

プラン月額料金公開ページ数独自ドメインフォーム予約機能
ライト1,465円3ページ可能無制限100円/件
レギュラー2,950円5ページ可能無制限100円/件
ビジネス3,940円20ページ可能無制限無制限

※2025年10月以降は0ページに変更

独自ドメインとは: 自分だけのオリジナルのURL(インターネット上の住所)のことです。例えば「◯◯.com」や「◯◯.jp」など、会社名や店名を入れることで信頼性が高まります。

本格的に検索エンジンからお客様を集めたいなら、複数ページを公開できるレギュラープラン以上が必要です。1ページだけでは検索結果で上位表示されにくいためです。

【重要】2025年10月から無料プランはどう変わる?

ここが最も重要なポイントです。

2025年10月1日以降、ペライチ無料プランでのページ公開は0ページに変更されます。つまり、ページの作成練習はできても、実際にインターネット上で公開するには有料プラン契約が必須となるのです。

現在無料プランで公開中のページも、2025年9月30日までに有料プランへ移行しないと非公開になります。

また、従量課金制度も同時に終了し、フォーム・予約・メルマガ機能を使うには対応する有料プランの契約が必要です。

メーカーによると、この改定は機能を各プランに統合し、サービスをより分かりやすくする目的とのことです。

ペライチ無料プランはどんな使い方なら向いている?

2025年9月までの期間限定であれば、無料プランが活用できるケースがあります。

無料プランが向いているケース

  • 短期イベントの告知ページ(1~2ヶ月程度)
  • セミナーやキャンペーンの簡易紹介
  • お試しでウェブ制作を体験したい方

ただし、長期的なビジネス利用には向きません。

広告表示がビジネスの信頼性に影響する可能性があり、ペライチのサブドメインではブランド力の向上も期待できません。また、累計10,000回の閲覧制限があるため、アクセスが集中するページには不向きです。

最初から有料プランを選ぶべきケース

  • 独自ドメインで信頼性を確保したい個人事業主やフリーランス
  • 月に15件以上の問い合わせフォーム送信がある
  • 予約受付をメインにしたい店舗や教室
  • 複数ページでSEO対策を行いたい事業者

メーカーでは1ヶ月無料のお試しビジネスプラン(プロフェッショナルプラン相当)も提供しているため、まずはこちらで全機能を試してから判断するのも賢明な選択です。

SEO対策とは: GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、自分のサイトを上位に表示させるための工夫のことです。上位表示されるほど、より多くの人に見てもらえます。

まとめ:ペライチ無料プランと有料プランの違いを理解して選ぼう

ペライチ無料プランは、簡易的なページを短期間公開するには十分な機能を備えています。

しかし、独自ドメインが使えない、広告が表示される、従量課金が割高といった制限があり、本格的なビジネス利用には適していません。

何より、2025年10月以降は無料での公開ができなくなる点が最大の変更です。現在無料プランを使っている方は、9月末までの移行が必須となります。

ペライチでウェブサイトを本格運用するなら、ライトプラン以上への契約を前提に検討しましょう。

目的に応じて適切なプランを選ぶことが、費用対効果を最大化する鍵となります。